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2015年 09月 01日

美しき屋久島の旅 最終章

「スノーモンキーVSヤクシマザル」

ヤクシマザル(通称:ヤクザル)は、名前の通り屋久島に生息するニホンザルです
日本のもっとも最南端に生息するニホンザルで本土に生息するニホンザルの亜種に区分されています。

屋久島は島なのでどうしてサルやシカが生息しているのしょうか?

実は、約25000年前の氷河期に日本列島と屋久島は陸続きだった時代にニホンザルは、北限へ行くもの
と南下するものとに別れ、約10000年前に屋久島が離島となり、取り残されたニホンザルが屋久島の自然
環境に適応し、独自の進化をとげたとされています。
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ここで本州のニホンザルの代表として地獄谷のスノーモンキーとヤクシマザルの外観の違いについて観てみましょう
左がスノーモンキー、右がヤクシマザルです。
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  《スノーモンキーVSヤクシマザル 概観の違い》
①ヤクシマザルは体毛の色が非常に濃く短く太いです。
②体格はスノーモンキーよりもヤクシマザルの方が、2割ほど小型である。
③ヤクシマザルの方が両目の間隔が狭く、目じりが上がりきつい印象である。
④頭部中央が窪み、真ん中から左右にわかれ、桃形の頭をしている。
⑤皮膚が薄いピンク色、おそらく顔の皮膚が厚いのではないでしょうか

  《スノーモンキーVSヤクシマザル 生息環境》
①屋久島に生息するヤクシマザルは調査によると1万~1万8千頭生息しています
 
②生息密度の違いがヤクシマザルの特徴と言える部分です。
 日本最北端に生息する青森県の下北半島に生息するニホンザルは、1平方キロあたり5匹に対して
 ヤクシマザルは1平方キロあたり100匹生息しているため、群れ同士の争いが日本一多いのが特徴です。
 その群れ同士の争いに負けると群れ自体が消滅してしまうこともあるそうです。 
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③群れ同志の争いが多いので逆に仲間同士の結束・絆は、ヤクシマザルの方が仲良しな印象です。
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④やはり常に群れ同志の争いが多いので人間といえども群れに侵入するよそ者に対しては必ず
 様子をうかがう見張り番の役がいるようです
  ※実際に群れを撮影中、こちらの若いサルに常に監視されていました。
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④親子の愛情・絆はどちらのニホンザルもほとんど変わらない印象でした。
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子ザルはニホンザルというよりも、チンパンジーにそっくり
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《まとめ》
今回のヤクシマザル撮影で印象的だったのが、小型だけど外観、性格が非常に野生的でとても魅力を
感じました、やはり群れ同士の争いが絶えない環境で外観と性格が進化したのではないかと推測されます。

ヤクシマザルは、一時期絶滅危惧種に指定された時代もあったようですが、現在はヤクシマザル・ヤクジカ
共に屋久島観光の代表にもなっています。
しかし、島の食害により年間に数十頭を駆除しているそうです。
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実は、今回ミス撮影が大変に多く、カメラ機材の責任ではなく単純に野生動物のとっさの動きに撮影力が
不足していたのが原因と考えています
いかに撮りやすい環境で野生動物を撮影してきたかということに気付きました
年内にもう一度撮影に行こうと現在計画中です。

by tokoma-36 | 2015-09-01 21:40 | Yakushima | Comments(0)


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